【書評】潜在意識3.0〜もっと「臓器」に感謝しよう!

この本の内容は、一言で言うと「自分の『臓器』に感謝しよう」です。
「自分の臓器に意識を向けて感謝しよう!感謝するとこんないいことがあるよ!」というお話です。
その「いいこと」とは、
- 「思い込み」が外れ
- 自分を愛せるようになり
- 生きづらさが解消され
- 心身ともに健やかになり
- 願いが叶う
…うさんくさいですか?(笑)
しかし、ちょっとお待ちを。
やっぱり、「感謝の気持ち」というのは、何をおいても重要だと思うのですよね。
人に感謝、家族に感謝…はもちろんですが、
「自分を生かしてくれている目に見えない力」
こういったものに畏敬の念を抱く、という気持ちを大切にしたい。
それはいわゆる神様であったり、この大宇宙に広がる不可思議なパワァ(笑)であったり、信じるものは人それぞれ。
しかし、もっと近くに目を向けてみると「あれ?自分の心臓って、なんで勝手に動いてるんだろう」と思いませんか?
自分のために働いてくれている「臓器」。
本には「無休&無給」と書いてありましたが、全くその通りです。

この本を読むと、普段は全く忘れている「自分の身体に対する感謝の気持ち」が呼び起こされます。
そして、自分の臓器のことが何だかいとおしくなります。
この本はいわゆる「スピリチュアル系」に分類されるものだと思いますが、それで毛嫌いするのはもったいない、と思います。
スピリチュアル系が苦手なら、「ファンタジー」として読んでみてもよいかと。
それでちょっとでも「自分の身体を意識する気持ち」が沸き起こってくるなら、読んだ意義があったというもの。
もちろん、スピリチュアル系が得意な方には、自信を持ってオススメします。
ちなみに…この本の損しているところは、本のタイトルかもしれないです。
「潜在意識3.0」。何のこっちゃ、ですよね(笑)