キャンプだけじゃない!万能なLODGE(ロッジ)のダッチオーブン

正直言って私は今まで、あまり料理するのが好きではなかったんです。
煮ても焼いても、今ひとつ味がパッとしない、というか。
もちろん私の腕が悪いのですけど、もっとガツンと「うまい!」と思いたい。
そんな時に、見つけました。
黒光りするニクいやつ。
前々から、「ダッチオーブン」というものには興味がありました。
こんな本を読んだからです。
もう今は絶版らしく、売ってしまって手元にも無いのですけど、
ダッチオーブンで料理をするといかに美味しく出来るか、ということがエッセイ風に書いてある本でした。
なんでダッチオーブンを持っていないのにこんな本を買ったのかは、未だ謎ですが。
とにかく、この本でダッチオーブンの魅力を刷り込まれた私でしたが、
かといってすぐにダッチオーブンを買うことはしませんでした。
何だか、敷居が高そうに感じたからです。
まず使用前にシーズニング(空焼きして、クズ野菜を炒めて、油を塗る)し、
使用が始まっても洗うのに洗剤NG、濡れたまま放置NG、必ず油を塗り込めて保管すべし、等々…
しかし、密かに胸の奥でくすぶるダッチオーブン熱は冷めやらず。
検討に検討を重ねた末、ついに買ってしまいました。
「キッチンオーヴン」と銘打ってるだけあって、キッチンでの使用に特化しているのかもしれないですけど。
これがとても良かった!
まず、シーズニング不要。
届いてすぐ使い始めることが出来ます。
そして、何を作っても美味しい!
まず作ったのが、鶏の丸焼きでした。
いきなり丸焼きかい!と言われそうですが、ちょうどクリスマスシーズンだったので…
ダッチオーブンでじっくり火を通すと、
もう鶏が肉汁したたり、しっとりジューシーなんです!
次に作ったのが、煮物。
大根を煮たら、芯まで火が通ってしみしみで柔らか!
あと、カレー。
これで煮込むと肉がホロホロ、味も心なしかコクが出るような…
それ以来、何を作るにもダッチオーブン使ってます。
煮物、焼き物、揚げ物、蒸し物、炒め物、何でもいけます。
ただし、一つウィークポイントが。
例えば鶏の丸焼きをしたときなど、火の通りは上出来ですけど、表面がカリッとしないのです。
何故なら、オーブンのように上からの火が無いから。
キャンプでなら、フタの上に火のついた薪を置いて熱するらしいのですけど、家では出来ません。
そこで、こんな秘密兵器を投入しました。
以下の写真は、私のYouTube動画の一部です。
このように、火が通った時点では焼き目は全く付いていません。

これではちょっと、美味しそうに見えない。
ここにオリーブオイルを回しかけ、

このバーナーで、鶏の表面をあぶると…



見てください、こんがりきつね色になりました!
(下手くそでちょっと皮裂けちゃってますが)
こんな感じで、焼き目についてはこのバーナーで解決してしまいました。
ちなみにこの様子は私のYouTubeで観られますので、よろしければどうぞ。
あと、ダッチオーブンに必須と思われるツールがこれです。
山下工芸(Yamasita craft) ささら 上 中 26012560
「ササラ」という、裂いた竹を束ねたものです。
ダッチオーブンは表面に馴染んだ油を落とさないように、洗剤では洗うべからずというのが定石なのですが
ササラはそんなダッチオーブンの汚れを掻き落とすのにとても重宝します。
ダッチオーブンを使い終わったら、(必ず冷めてから)水を掛けて、このササラでゴシゴシするときれいになります。
後は強火にかけて水分を飛ばし、最後に油を塗って終わり。
一見、文字にすると面倒そうですが、慣れてしまえば何てことはありませんでした。
その苦労よりも、ベネフィットの方が上回るからでしょうか。
そんな感じで、もはやダッチオーブンなしではいられない体に(大げさ)なってしまった今、
とりあえず皆さんには強くオススメしておく次第です。